2017年05月15日

養翠園のカキツバタ

 養翠園のカキツバタが見頃とニュースで知って、早速描きに行きました。目の覚めるように鮮やかな紫が見事でした。光琳のようにカキツバタだけを描きたいところですが、それはとても難しいように思えたので、養翠亭の近景として描くことにしました。
 絵を描いていると多くの人達が声をかけてくれます。中でも華道をされている方のお話はすごく勉強になりました。カキツバタは花だけでなく葉もとても美しいので、葉を主役に生けるとのこと。言われてみると確かに葉もいい風情。それまでいいかげんに描いていたので、あわてて葉の部分もちょっと丁寧に描きこみました。
 描き終わって園長さんともお話しました。カキツバタは江戸時代からここで咲いているのだが、数年前から勢いがなくなった。調べてもらうと、地下水がアルカリ性になっているとのことだった。工事をして地下水が流れ込まないようにしたら今年こんなに見事に咲いたとのことです。
 カキツバタは一つの花芽からまず1番花が咲き、それが終わると2番花が咲いて最後に3番花が咲く。3回咲くそうです。みなさんに美しい花を楽しんでもらうため、毎朝花がらを摘むんですよ、先日はその最中に仰向けにひっくり返って泥まみれになりましたと園長さんは仰っていました。今日はとても感銘を受けるお話をたくさん聞くことが出来ました。
 これから養翠園は紫陽花が見頃になるそうですよ。
養翠園のカキツバタ


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